出演者PROFILE

きたまり

17歳より舞踏家・由良部正美の元で踊り始め、2003 年より自身の〈ダンスカンパニーKIKIKIKIKIKI〉主宰。2006年京都造形芸術大学 映像・舞台芸術学科卒業。近年はマーラー全交響曲を振付するプロジェクトを開始し、2作目『夜の歌』で文化庁芸術祭新人賞(2016年度)を受賞。また長唄を使用し60分間ソロで見せる木ノ下歌舞伎『娘道成寺』、国指定重要無形文化財・嵯峨大念佛狂言のお囃子との共演『あたご』など、日本の伝統芸能を素材にした創作や、『We dance京都2012』『Dance Fanfare Kyoto』プログラムディレクターなど、ジャンルを越境した多岐にわたる活動を展開している他、完全即興を己に課す場としてUrBANGUILDの食堂ライブ企画「きたまりダンス食堂」なども実施している。2018-20年公益財団法人セゾン文化財団 セゾン・フェローⅠ。
撮影:➀成田舞(Mai Narita)
➁山下一夫(Kazuo Yamashita)
➂Hajime Hayashi

瀧口翔

14歳より独学で音楽の道を進み、境界線に焦点を当てて作品を制作していた頃、hyslomの映像作品へ参加する。彼らとの’遊び’をきっかけに、身体、音、空間の関係性に興味を持ちはじめ、音楽だけではない身体を使った表現を模索。2012年、ブラジル人の振付家Marcelo Evelin氏との出会いがダンスの世界への門戸を開いた。以降のエヴェリン氏の4作品"Suddenly, Everywhere Is Black With People" (2012), "Batucada" (2014), "Danca Doente 病める舞" (2017), " A invenção da maldade" (2019) で音楽、音響デザイン兼ダンサーとして参加。上記の作品現在もツアーを続けている。日本ではMuDA、皿の歌、合田企画、お寿司に揉まれ京都をベースに活動中。
Keep UrBANGUILD PROJECTにLANDSCAPE(4曲)で参加。
撮影:manami tanaka

帰山玲子
kiyamania主宰。

ダンサー。
2010年から踊りはじめる。
空手を母体とした武道、新体道をベースに日々身体を耕している。

踊ることと音とのかかわりは密接で、音に依存したダンスを踊っている自覚がある。
ダンスにおけるモットーは「目に見えないものに形を与えること」

kiyamania名義で年に一回のペースで自主公演を企画、制作。空間に即したダンス作品を音楽家、美術家等と共にクリエイションしている。来年には美術家の城戸みゆきとの協働で『私の表面〜たわむ、ねじれる、かさなる』を制作予定。また、コロナ禍でのkiyamaniaの活動をまとめた冊子『コロナ禍の中で〜"非"日常を切り取る』を来年春に発行予定。


撮影:草本利枝
kiyamania vol.7「日常を切り取る」(2020)より