duoのアウトライン

先週、アバンギルドでのfour dancersを踊り終えました。本調子ではなかったものの、だからこそ(?)心も吹っ切れたようで、きたさんからも「風通しがよくなった」と言われました。抜ける風、といえばきたさんのダンスには「軽み」があり、稽古毎にその風を感じている。吹き抜ける風の影響なのかも、と思いました。
現在年明けの「情景を踊る」、お稽古まっただなかです。
きたさんとのduo、アウトラインを描いています。そわそわした気持ちです。最後まで描ききって、そこからあらためて中身を詰めていくんじゃないか。どこにたどり着くかわからない線を、動きながら、消したり描いたりしながら、そわそわしています。きたさんは粘り強いです。素っ頓狂なリクエストを出しても、身体をもって組み合ってくれています。
今回のテーマはいくつかありますが、去年民博で観た「驚異と怪異」の大展覧は大きな指針になっています。
日常と非日常のはざまに潜む「ナニモノカ」。どうしてそういった得体の知れないものに心惹かれるんだろう?
科学や論理で説明のつかないことから目をそらすことができない。
きたさんは去年の展覧会の会場で、すでに図録を手に入れていて、稽古場でページをたぐっている。「驚異と怪異」の世界にずんずんと歩みを進めています。
情景の中に、あるいは情景の一部として、得体の知れないナニモノカが現れる。
暗闇やじっとりした地下水脈に。それが陽のもとにさらされるとしたらどんな風に?
想像上のいきもの、たとえば龍や天狗、人魚などがいますが、わたしたちの真っ暗闇から生まれてきたものが目の前に立ち現れる。ダンスという手法は、どこまでそれを形にできるのでしょうか。
今回は「型」のチカラを大いにお借りします。わたしにとって型といえば、もちろん「しんたいどう」の型です。型も長い年月をかけて先人達の身体を通過してきたものです。先人達の身体の中で練られ、叡智として残ってきたもの。その型を組み合わせる中で、日常と非日常のはざまで生きてみようと思います。
写真は「驚異と怪異」展覧会の図録と、
大津の街角で見かけた大津絵の鬼。
厄除けのために街角で、このような大津絵が絵師によってサラリと描かれ売られていたそうです。

「情景を踊る」

kiyamania vol.8「情景を踊る」 2021年1月6日に京都・木屋町アバンギルドで開催されるダンス公演の特設サイトです。

0コメント

  • 1000 / 1000